クリケットは「得点の仕組みが難しそう」と感じる人が多いスポーツです。しかし、基本を押さえると意外とシンプルです。
結論から言うと、クリケットでは「ラン(Run)」という単位で得点を数えます。バッターが走ることで得点が入り、さらにボールを遠くまで飛ばすことで4点・6点が入る仕組みです。
この記事では、クリケット初心者向けに得点の数え方をわかりやすく解説します。観戦中にスコアが理解できるようになる内容なので、ぜひ参考にしてください。
クリケットの得点は「ラン(Run)」で数える
クリケットでは、得点を「ラン(Run)」という単位で数えます。
最も基本的な得点方法は、バッター2人がピッチの両端を走って入れ替わることです。1回入れ替わるごとに1ラン入ります。
ピッチの長さは約20.12m(22ヤード)で、2人のバッターがこの距離を走ります。
たとえば、打った後に2回往復できれば2ラン、3回なら3ランになります。

4点(フォー)と6点(シックス)の違い
クリケットでは、ボールを遠くへ飛ばすことで一気に得点が入ることがあります。
4点(フォー)
打球が地面に一度でも触れたあと、グラウンド外周の境界線(バウンダリー)に到達すると4点になります。
6点(シックス)
打球が地面に触れず、そのままバウンダリーを越えると6点です。
野球でいうホームランに近いイメージですが、クリケットでは特に盛り上がるプレーのひとつです。

アウトになるとどうなる?
クリケットでは、アウトになるとそのバッターは交代します。
1チームには11人の選手がいますが、10人アウトになると攻撃終了です。
つまり、得点を増やしながらアウトを避けることが重要になります。
代表的なアウトの種類
- ボウルド:ボールがウィケットに当たる
- キャッチ:ノーバウンドで捕球される
- ランアウト:走っている途中でアウトになる

オーバーとは?
クリケットでは、6球投げるごとに「1オーバー」と数えます。
試合形式によって、何オーバー行うかが異なります。
- テストマッチ:オーバー制限なし
- ODI:50オーバー
- T20:20オーバー
オーバー数が少ないほど、短時間で多く得点する必要があります。

テストマッチ・ODI・T20で得点の考え方は変わる
テストマッチ
最大5日間行われる形式で、慎重に得点を積み重ねる戦略が重要です。
守備重視の時間帯も多く、長期戦になります。
ODI:One Day International(ワンデイ・インターナショナル)
1日で完結する50オーバー形式です。
テストマッチより攻撃的ですが、T20ほど極端ではありません。
T20(ティートゥエンティ―)
20オーバーのみの短時間形式で、最初から積極的に得点を狙います。
4点や6点が多く、エンタメ性が高いのが特徴です。
スコア表示の見方
クリケットのスコアは「得点 / アウト数」で表示されます。
たとえば「120/3」は、120点を取り、3人アウトになった状態を意味します。
さらにオーバー数も表示されるため、試合の進行状況がわかります。

クリケットの得点ルールを知ると観戦が面白くなる
クリケットは最初こそ複雑に見えますが、得点の仕組みを理解すると一気に観戦しやすくなります。
- ランで少しずつ得点する
- 4点・6点で大量得点を狙う
- アウトを避けながら戦う
- 試合形式によって戦略が変わる
特にT20では得点の動きが速く、初心者でも盛り上がりやすい形式です。
まずはスコア表示と4点・6点の違いを覚えるだけでも、試合の見え方が大きく変わります。
関連リンク
クリケットについてより詳しく知りたい方は、以下の公式サイトも参考にしてください。
記事監修
松村 謙一郎(クリケット指導者・普及活動者)
日本全国を周りながらクリケットの普及活動を行い、2008年には国際クリケット評議会から日本人として初、史上最年少で、世界で33人目の功労賞を受賞、2009年にはこの100年間でクリケットに功績のあった「歴史上の世界の1000人」にも選ばれた。
これまで、30年以上日本全国で普及活動しており、出前クリケットやCriceTRYなどの体験会やイベントを通じ、初心者向け体験会や指導を行っている。